今から1年前、バフェット太郎さんの影響で米国の大型優良企業への投資を始めました。
連続増配や高配当株を中心としたポートフォリオを組み月2万円の不労所得を得るまで育ててきましたが、このタイミングで一部投資方針を転換しようと決意しました。
今日有給を使ってひたすら瞑想してたら天啓を得ました💡👀
高配当/連続増配投資が私の故郷であることには変わりありません。
しかし!将来の配当金繁栄のため、ついにグロース投資という未知領域に出稼ぎに出ることをここに宣言します🙋
— nisaちゃん@米国株投資🇺🇸 (@nisa__chan) February 10, 2020
近く詳しい経緯と理由は別記事でまとめますので、特に年齢が未だ若くて長期で投資ができる人にとっての良い気づきになれば幸いです!
ぜひお楽しみにしていて下さいね♡
さっそく高配当株の一部を売っていくよ
今回は100%配当投資家だった過去の私からインカム×グロースのハイブリッド投資を始めるための準備として、ポートフォリオの再編成を行いましたのでそのご報告になります。
ポートフォリオを再構築するにあたって独断と偏見による分析の結果、不要になった高配当株を売っています。
私が売った銘柄に投資している人も改めてご自身の投資理由と改めて照らし合わせてみると、より確信をもって投資できると思うのでぜひ見比べてみてね!
で、どこを売ったかと言うとね。。
ハイテク株の中で唯一高配当を維持している"インターナショナル・ビジネス・マシーンズ"【IBM】にしました。
安定したキャシュフローを持ち、4%を超える高配当で私のポートフォリオ支えてくれた老舗企業です。
決して悪くないリターンを残してくれたIBMを手放した理由は以下の通りです。
売却の理由
- ここ数年全体の売上が全く伸びてない
- 負債比率が6xと非常に高い
- キャッシュフローマージンも20%を下回ってきてる
- 素直に今後の成長に期待できなかった
IBMが稼ぐ力を維持できるか、将来への不安
ちょうどQ4の決算で久々の増収を発表しましたが、内訳で見ると旧態事業の凹みを成長事業のクラウド/AI分野で穴埋めしているだけで、トータルでほぼトントンという状態でした。
今後もこの傾向が続くとすると結局売上高というトップラインが伸びない以上、EPSも悪化し増配や自社株買いといった株主還元も下火になる可能性があります。
まして頼みのクラウド/AI事業が万が一こけたら大変です・・。
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【Q4:IBM決算】今年も期待してガチホできる理由
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どうしても足元の株価が伸びていかないと『結局、配当金を貰っても得してない』という状況に陥る可能性すらあります。
特に高配当投資で私が重要だと思うのは"IRR(内部収益率)"でマイナスにならないことです。
つまり投資期間に費やした時間と元本を以って、その期間に得られたインカム(配当金)とキャピタルゲイン(最終売却価格)がトータルでプラスになっていることが大切だと思っています。
※かつて世間を賑わせた村上ファンドのオーナー村上世彰氏も著書『生涯投資家』の中でIRRがプラスになるような銘柄に投資していたと明言しています。
IRR観点から言えば、どんなに配当金をもらっていてもそれと同じかそれ以上にキャピタルロスが生まれていれば効率的な投資をしているとは言えないのです。
(今回は無事に売り抜けたのでまぁ良しかと)
加えてレッドハットの買収など財務レバレッジを生かして成長分野に積極的に投資している点は評価できる一方で、最先端を行くGAFAMの待つAIやクラウド事業を相手にIBMがシェアを拡大したり、返り咲くのは難しいのではないか??と正直ポジティブな楽観ができませんでした。
将来を期待/想像できない企業に投資している時点で、私がIBMへの投資を続ける理由は無いなと感じたのが大きいです。
もちろん、今後もIBMは非常に優れたビジネス基盤を持っているので簡単に潰れることはまず無いですし、引き続き稼いだキャッシュで高配当を維持してくれるとは思いますね。(配当性向も60%前後で安心だしね!)
IBMを売却して何を得た?
元本が50万円くらいで、売却益5.7万円程でした!受け取った配当金も入れれば+6万円くらいですね。
一応$135.50ドルという直近ではCEO交代への期待から割高になっていた水準で売却でき、IRR的にもプラスでお別れできたので満足です。
元本合わせて56万円が手元に入ってきたので、これを乗り換え先として新規購入を検討しているグロース株への購入資金にしたいと思います!
さぁ次に売る高配当株はどこにしようかな・・?