外出自粛が続いていますがわたしは毎日ランニングしてます!
運動しないと太るし、在宅でクッションに乗っかって作業してるので腰痛が酷いので運動しないと不味いんだよね‥。
GWの終わりごろ、ちょうど投資界隈が歴史的な原油価格の暴落の話題で持ちきりだった頃、とある大学時代の友達に会いました。
このブログでも時々紹介している彼は私のひとつ上の26歳でありながら某ファンドでポートフォリオマネージャーを務めているプロの機関投資家くんです。
彼の彼女がわたしの家の近所に住んでて、ちょうど遊びに来てたから一緒に散歩でもしない?とのこと。
原油先物商品でマイナス50%の損失
ファンドくん『最近巣ごもり消費なんて言われてるけど、何か買った??』
私『うーん、ご飯とNetflixくらい!買い物行けないし。なんでー?』
『こっから何が上がるか予想するための材料集め。ここでα出せないと今期の成績やばいからさ笑』
『ふむふむ、日常生活から逆算して考えてるんだ。すごいなー(小並感)』
『あそういえば、なんか原油連動商品のボラがヤバいみたいだね!』
『ちな俺の先輩はプライベートの原油先物商品で50%も損失出してたよw』
『さすがにここまで落ちたら戻るだろって、、飛びついたらしく・・』
うーん。。。
やっぱりプロの投資家と言っても、プライベートで投機的なトレードをして失敗したりするんだね・・笑
当時は個人投資家が『これ以上原油価格が落ちることは無いから!』的なノリで特攻して明け方にはマイナス価格にまで底抜けてた!という印象だったのですがプロの個人投資家?と言えどもそれは同じなんですね。
やっぱりプロ=運用成績が良いとかその類の話はまやかしだね~。チャールズ・エリス先生の言う通りだ!
てか冷静にそんな人に絶対お金預けたくないよね・・(・□・;)笑
(まぁハイリスクはハイリターンが期待できるのだろうけども。)
中国銀行が原油先物の損失を補填?
そんな原油先物商品はお隣中国でもホットな話題みたい!
中国の国有企業であるバンク・オブ・チャイナ(中国銀行)が、個人投資家向けに販売していた原油先物連動投信の損失を一部補填するかもしれないとのことで盛り上がっていらっしゃる!
なんでも中国銀行は『原油宝』と呼ばれる限月ごとに原油先物価格に連動する投信商品を販売していたそう。
問題が起きたのは4月20日、この日がちょうど『原油宝』の清算日だったんだけど、5月物の清算値が決まったのはニューヨーク時間の4月20日。
中国と米国は半日時差があって中国の方が一日の終わりが早い。つまりズルズル下落しつつある原油価格を眺めながら中国の個人投資家は床に就いたわけ。
そしたら起きてビックリ!!寝る前にみた原油価格がなんとマイナス圏に突入してるじゃないか!
あれ、ニューヨーク時間の先物価格を経て『原油宝』は清算されたんだけど、なんとその価格はマイナス37ドルって。。(決済遅いよw)
販売時に事前説明があったのか知らないけど多分これほどの価格変動を元々ガチガチに想定してなかったんじゃないかなー。
しかも、更に可哀そうなことに彼らは元本が溶けただけでなく、マイナス圏で清算された先物のロスカット分を運用サイドの中国銀行側に押し付けられてしまったそう‥(´;ω;`)
天下の国有銀行に『追加資金を入れられないなら、個人の信用評価に影響を及ぼすよ?』なんて言われたらさすがに痺れるよね、、笑
そんなこんなで中国銀行からこの商品を買ってた個人投資家は爆損の彼方へ・・行ったんだけど、最終的には金融当局が介入して中国銀行が一部損失補填をすることで和解を目指してるみたい。
今はその補填金額の多寡を巡って個人投資家vs中国銀行の第二ラウンドに進んでるみたい。
投資信託は流動性リスクがある
商品設計って、やっぱきちんと確認しないといけないよね!
例えばこれを私たちに置き換えてみると、
よく聞くのは『S&P500インデックスファンド』とかに投資するとき、
『ETFと国内投資信託ってどっちが良いかなー?』って質問あるけど、
大抵の場合、これ税制の話とかDRIP(配当金自動投資)が論点にあがることが多いけど、やっぱ上場してるか否かってのも一つポイントだよね。
今回みたいに大暴落とかしてて『ヤバい!すぐに売って逃げたい!!』って時に、上場投資信託の『VOO』なら注文入れて直ぐに決済できるけど、国内投資信託の『emaxis slimシリーズ』とかだと運用サイドが決済するまで待たないといけないじゃん?
まぁ、わたし含めS&P500インデックスファンドに投資するような人が暴落局面で『すぐ売りたい!』なんて時は基本的に無いとは思うけど。笑
ほんとのほんとに何かあった時に即時決済できる流動性があるのと無いのでは大きいよね。
みなさんも第二の原油宝を喰らわないようにね・・w
(良く分からないものに投資するのはダメ!絶対!)