本記事の内容
①資産運用の基本と株式投資の魅力
②長期積立に米国株が向いてる理由
③失敗しない証券口座選びとおすすめ
この記事を書いている私は20代の会社員で新卒の頃から始めた米国株と預貯金で合わせて2,000万円ほど運用しています。
証券口座はネット証券大手3社の『SBI証券』『楽天証券』『マネックス証券』+『PayPay証券』の4社を開設しており、ひとつの口座だけに依存しないようそれぞれ使い分けながら毎月コツコツ積立投資することで2,000万円という資産額を達成しました。
このような背景の私がゆっくりでも着実にお金を増やす手段として『米国株の長期投資が持つ魅力』と『実際に各証券口座を使って分かった実体験を元にオススメしたい証券口座』をご紹介したいと思います。
既に資産運用や米国株の魅力を十分理解されている方で証券口座の選び方が早く知りたい!という方は下の目次からのジャンプを推奨です♪
目次
いま日本人が資産運用を始める背景
この記事を読んでいる方の多くは、おそらく何らかの危機感やキッカケを感じて資産運用ないし、米国株への長期投資を通じてお金を増やしていきたいと考えていると思いますが、そもそもなぜ今多くの日本人が資産運用に興味を持ち出したのでしょうか?
ズバリ結論から言うと『資産運用に取り組まないと少しずつ貧乏になるから』です。
いきなりこう言うと怖いかもしれませんが、これは紛れもない事実です。なぜなら、皆さんも体感している様な以下のことから、ただ何もせず過ごしていると『今の生活水準を保つこと』すらこの先ますます難しくなっていきます。
①社会保険料は右肩上がりで手取り収入が減少していること
②平均賃金は上がらないのに物価(モノの値段)が上がること
具体的に、②をインフレと言いますが、日本は長らくデフレ経済で物価が低く抑えられていた一方、コロナショックによる物流の混乱や原材料費の高騰でモノの値段が上がっているため、仮に毎月のお給料が変わらなかったとしても次第に買えるモノの量は少なくなっていきます。
例えば身近な例では近所のラーメン屋は小麦で値上げ、スーパーに行けば外国産牛肉の値段が国産に近づくほど、また男性で言えばベンツも新車価格を今年値上げしていますし、女性で言えばCHANEL、Dior、Hermèsの代表的なバッグも軒並み値上げしていますよね。
特に海外ではインフレ率が年々上昇しており、SNS上では100ドル(約1万円)で去年買えていたものと今年買えるものをカートに入れて比較したら、明らかに後者がスカスカになっていたことがバズっています。
このように私のような普通の会社員が一馬力で働いて稼いでも『手取り額が増えにくい、さらに物価も上がる』という状況では限界があり、難しく言えば人的資本(自力で働いて稼ぐこと)のみでお金を増やすことは難しいのが現実なのです。
資産運用を通じてお金にも働いてもらおう
そこで注目されているのが『資産運用(形成)』という考え方です。これは今手元にあるお金を働かせて将来的に資産を大きく増やしていく、また何かが躓いても他でカバーできるように自分の資産を守ることを目指しています。つまりお金にも働いてもらうということです。
これからの日本は『自分ひとりだけで一生懸命稼ぐ』ことにも限界がある以上、こうしてお金にも働いてもらうことを通じて自身の資産を最大化し、インフレや老後の年金不足問題を解決していくことが誰にとっても必要な時代なのです。
とはいえ、私もそうですが『普段働きながらそんなに多くのことはできないよ!』という方が大半だと思います。
そこで次章では普通の会社員でも効率良く資産運用していくには何をすれば良いのか、資産運用や金融関連の書籍を30冊以上は読み、実際に実践して得た知識をご紹介していきます♪
ここまでのまとめ
今と同じ生活水準を保ちたい、将来はもっとゆとりのある暮らしがしたい、という多くの日本人にとって、もはや資産運用は当たり前に必要な時代になりました。
株式への長期投資は最も効率よく資産を増やせる
ズバリ結論は『株式に長期的にコツコツ投資する』ことが最も効率よく資産形成させることが出来ます。
なぜなら株式とは会社の所有権を証明するものであり、出資者として『その会社が生み出す利益を受け取る』権利があります。例えばApple社の株式を買うということは、自分代わりにApple社を働かせてiphoneやapple musicなど素晴らしい製品やサービスを世界中で提供し得た利益を受け取ることができます。
今後も世界の人口は増加し、より多くの人々が新たな製品やサービスを求め、世界が進歩するたびにそれを担う企業の株式価値は上がり続けてきたのが現代資本主義の歴史なのです。
これをペンシルバニア大学で金融を専門とするジェレミー・シーゲル教授がグラフ化したとても有名な1枚の図がこちらです。
この図は1801年に1ドル(約100円)を各資産ごとに保有した場合にいくらの価値になったかを可視化しています。
ご覧の様に過去200年以上の歴史の中で、世界経済が発展し様々な便利なサービスや製品が生み出されてきたことで株式の価値は、アップダウンがありながらも綺麗な右肩上がりで圧倒的なリターンを生み出してきました。
一方で、主に国から発行され少量の利息の付く債券(国債)は元本保証なこともありまずまずなリターンで、ゴールドは価値を維持することに終始しています。
逆に最もリターンが悪いのは現預金で、冒頭でご説明した様に世界的なインフレに伴って価値が大きく減少しています。つまり現金だけ保有する人は『長期的にどんどん貧乏になる』ということがはっきり理解できると思います。
なお、株式を保有することで得られる利益は①株価の上昇や②配当金(分配金)という形で私たちの資産を増やしてくれます♪
株式投資の積立なら米国株か全世界株で始めよう
さて、私たちにとって最適で最も効率が良いのは現預金だけでなく『株式を長期投資(長期で保有すること)』であることが分かりました。
では次に株式と言っても、日本国内の株や米国、欧州、新興国など様々な国の株式(企業)がある中で、なぜ日本株や新興国株ではなく『米国株への長期投資』が王道とされているのでしょうか。
私も資産運用を始めてから一貫して現預金と米国株を主軸に積立投資しており、米国株から多大なリターンを得ていますが理由は以下の2点です。
米国株が選ばれるワケ
①右肩上がりで株価が成長してきた実績
②株主への高待遇(増加する配当金)
①右肩上がりで株価が成長してきた実績
長期で大切なお金を預ける場合、きちんと資産価値が上昇しているものを選択するべきです。
このグラフの通り、米国株は金融危機やITバブル崩壊、幾多の戦争やテロなど多くの経済的・社会的な問題を乗り越えながら素晴らしい企業群が株価を伸ばしてきました。
実際に私が投資信託を通じて投資しているS&P500という米国のTOP500社をまとめた指数の株価は過去200年以上の歴史で平均6.8%/年も上昇してきましたし、ITバブル崩壊後の平成初期からリーマンショック・コロナショックを経た現在までの推移では平均9.1%/年で成長を続けています。
ちなみにフランスを代表する経済学者トマ・ピケティは世界的なベストセラーとなった著書『21世紀の資本』の中で、『r>g』という式を用いて所得格差の根源は株式などの金融投資によるリターン(r)が労働による賃金上昇(g)を圧倒していることにあると証明しています。
実際私も会社員としての年間昇給率は、S&P500が生み出す平均6.8%/年に既に負けていますし、今後も少しずつ負け続けることやインフレによってこれらが目減りする可能性を考えると米国株投資を少しでも早めに始めることの重要性がお分かり頂けると思います。
また米国は金融大国ゆえに米国株の研究実績も豊富で、あくまで過去実績に基づく結果ですが米国株を長期で保有した場合に『15年以上の保有で元本割れしていないこと』も証明されています。
当然、これらは平均リターンになりますから大きく上がることもあれば、逆に政治や社会情勢、疫病などによって一時的に大きく下げてしまうこともあります。しかし重要なのは、10年単位で長期的に株式投資を続けることは元本割れのリスクをほぼゼロにまで減らし、年間平均で+6.8%というペースで資産を増やしていくことを狙えるということです♪
②充実した株主還元(配当金/連続増配実績)
米国企業は株主を大切にする文化があり、業績アップや自社株買いによる株価上昇や配当金の増額にコミットする姿勢が強く反映されています。
なぜなら、経営陣自身も多くが自社株を保有しており『株価・配当金のリターンを最大化させるための企業努力』を怠らず、逆にこれができない場合は経営陣の刷新が日本企業よりも機動的に行われています。
例えば、生活消費財で有名な米国P&Gは賞与をTSR(株主総利回り)に基づき増減させており、私たち株主への配当金や株価を上げられなければ、自身の給料も上がらないし、場合によっては下がるリスクを背負いシビアに評価されています。
このような企業文化から米国株は高いリターン上げ続けており、配当金を年々増加させている連続増配企業の数も多く50年以上も増配を続けている"配当王"と呼ばれる米国株は34社も存在しています。株価の上昇だけでなく年4回ある配当金の分配だけでも証券口座に自動的にお金が入金されます。
米国株投資を決めたらすぐ証券口座は作っておくべき
ここまでの内容から米国株への長期投資が手元のお金を増やし自身の資産を守るための最善策であることが分かったと思います。
そこで、この記事で学んだことをしっかり実践するためにまずは証券口座だけでも先に作成しておくことをオススメします!
なぜなら、口座開設は以下で紹介する大手ネット証券会社なら無料ですし、先に作っておけば自分の好きなタイミングから実際に投資を始められます。万が一何か事情があってすぐに始められなかったとしても管理費等が発生するということも無いので作っておいて損は無いのです。
また、現在本当に多くの方が同じようなことを考えているため証券口座を作るだけでも数カ月掛かるケースもあります。
というのも、口座開設するためにはまず口座開設申請⇒本人確認情報登録⇒本審査⇒口座開設⇒取引開始可能といくつかのステップが存在しています。
私が作ったころは2週間くらいで作成できていたので、やはり資産運用や米国株投資が人気になってきた証拠でもありますね。
そのため、今やらずにいると益々先延ばしになり、段々プライベートも忙しいし面倒になってきて、せっかくここまで大切なことを学んだのに全てが水の泡になってしまします。これは単に学んだ時間を無駄にするだけでなく、将来投資を通じて得られたであろうお金を失ってしまうコトと同じくらい勿体ないことです!!
では、ここから証券口座を開設する際に重要なポイントや使ってみて分かったオススメ証券会社をご紹介しますが、結論から先に言うとネット証券最大手の『SBI証券』がオススメです。
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米国株の証券口座を選ぶ際に重要なポイント2選
証券口座を開設する際に重要なポイントは2つあります。
なお、セキュリティー面や安全性に関しては上場企業傘下であり、長年の実績もあるネット大手3社(SBI・楽天・マネックス)であればそこまでに気にすることは無いと思いますのでその点は割愛し、その上で重視すべきポイントに絞ります。
口座開設のポイント
①株式取引の手数料が安いこと(毎月の売買)
②為替両替手数料が安いこと(米国株特有)
結論から言うと、私自身含め初心者の方にとって米国株など株式で資産形成する際は『投資信託(ないしETFという上場版の投資信託)』を毎月定期購入するのが最も効率的かつ効果的です。
なぜなら、投資信託というのはいわば株式の福袋であり、様々な株式がオールインワンになっています。そのため、米国市場全体を網羅し約4,000社にまとめて分散投資できる『全米株式投信』や私も買っている米国TOP500社に投資できる『S&P500投信』が人気の投資信託商品として有名です。(実際に個人投資家が選ぶ投資信託アワードの上位は毎年これらの商品が名を連ねています♪)
一方で個々の会社の株式、いわゆる個別株を購入する場合は四半期ごとの決算や企業の不祥事など個々のニュースで株価が右往左往するため初心者の方にとって心理的な負担も大きく、何か問題があった場合の経済的ダメージも大きいため私はオススメしません。
そのため、大手ネット証券3社の中で例えばマネックス証券の魅力は米国株の取り扱い銘柄が5,000個以上と非常に多いことですが、99%の初心者の方には不要である一方で、先程挙げたような優良投資信託商品は3社のどの証券会社でも購入することができます。
つまり、口座開設の際に何よりも重要なのは『取引コストと米国株特有の為替コスト』をどれだけ抑えることが出来るかになります。
取引コストを抑えておトクに米国株投資するならSBI証券がおすすめ
長期的に米国株投資をしていく初心者の方は国内株式取引シェアNo.1で有名なSBI証券で口座開設されることを最もおすすめします♪
SBI証券が人気な理由
①為替両替手数料を安く済ませられる♪
②積立投資に応じてポイントも貯まる♪
③配当金の入金スピードがめちゃ早い♪
\米国株投資するならおトクが一杯/
人気の理由①為替両替手数料を安く済ませられる♪
恐らく多くの方が、元々数千万円~億単位のお金を手元に持っていて運用を始める訳では無く、会社員などをしながら毎月のお給料で少しづつ積立投資をしていくと思います。
その際にどうしても気になるのが、『①購入時の手数料や②米国株(外国資産)を購入する際に必要になる為替両替手数料』です。
実は、①購入時の手数料に関しては先程例の挙げたような投資信託商品の場合、現在多くの証券会社が購入手数料を無料で取り扱いしているのでどの証券会社でも差はありません。また、仮に米国株の個別株を取引がしたくなったとしてもネット証券大手3社は取引金額の0.45%が手数料となり各社とも横並びになっていますからこれまた差はありません。
一方で米国株など外国資産を購入する場合は、通常その国の通貨(米国株の場合は米ドル)に一度両替してから購入する必要があります。
私たちの様に毎月のお給料から定期的に買付を行う場合、少なくとも月1回として10年、20年と長期的に資産形成していく上では単純計算で数百回以上も両替して買付をすることになりますから、為替両替手数料を安く抑えることができる証券会社を選択するべきです。
この点、SBI証券は提携している住信SBIネット銀行(喩えるなら楽天証券で言うところの楽天銀行)での両替を通じて、為替手数料を他のネット証券よりも非常に両替手数料を安く抑えることができるのが魅力です♪
イメージとしては毎月のお給料から投資に回せる金額(例えば5万円)を住信SBIネット銀行に振込、米ドルに両替すると6銭と格安で済み、さらにそれをSBI証券に無料で送ることができ、米国株をとっても簡単かつおトクに購入/積立投資できます!
一方で例えば楽天証券の場合、系列の楽天銀行から事前に両替して楽天証券口座に送るということ自体ができません。事前に両替手数料を抑えるために銀行を利用するとなると三井住友系の銀行を経由しないと楽天証券には直接米ドルを送れず、入金させるだけで都度1,000円もの手数料が発生してしまいます。。(もはや為替手数料を気にするよりも致命的です‥)
また楽天証券口座内でそのまま両替しようとすると1回25銭と上記SBI証券のケースと比べて結果6倍も高い手数料が掛かってしまいます。
積立投資をするなら専用の銀行口座を作るとお給料の管理もラクになりますし、住信SBIネット銀行とSBI証券を賢く使うことで少しでも多くのお金を株式投資に回し、将来の資産を大きく育てることができるは魅力ですよね♪
②積立投資に応じてポイントも貯まる♪
SBI証券では、先程紹介した優良投資信託を購入する際に三井住友カードを利用すると『最大5%もポイント』が還ってきます。
株(投資信託)をカードで買えちゃうという点でも素晴らしいのですが、実は楽天証券も同様のサービスを展開していて、楽天カードで購入すると1%ポイントが付与されていたのですが、2022年2月に改悪があり現在は0.2%へ大幅に利率が削減されています。。
TwitterやInstagramなど多くのSNS上で、この改悪をきっかけにSBI証券に乗り換えたり、一本化している方を見かけました。実は私自身も楽天カードを保有していたので楽天証券とSBIそれぞれ利用していたサービスでしたが、今後はより利率の良いSBI証券でカード積立しようと思っております。
さらに、SBI証券背では購入時だけでなく投資信託を保有しているだけでもポイントが貯まるのでとってもおトクです♪
最大0.2%ほど追加でポイントが貯まるので、長期的に米国株の優良投資信託を購入し、保有していく私たちにとってSBI証券はとても魅力的ですよね。
③配当金の入金スピードがめちゃ早い♪
ちなみに、株式を保有すると4半期ごとに配当金を受け取ることが出来るのですが、この入金スピードが私の経験上ネット大手3社の中で最も早いこともSBI証券の魅力です。※一部投資信託商品は無配/再投資なので受け取り無し。
米国現地で配当金の支払いが始まると現地の仲介企業から国内証券会社を経て私たちの証券口座や指定した銀行口座に配当金が振り込まれますが、このプロセスに通常2週間ほど掛かるところ、楽天証券などよりもSBI証券の方が数日早く入金されることが多くこの点とても安心できます♪
リタイア後に配当金を生活の支えや足しにすることも多いと思いますので、配当金が少しでも早く入金されることはSBI証券の隠れた魅力の1つだと思っています。
\米国株投資するならおトクが一杯/
1日でも早く始めよう!米国株への長期投資でお金にゆとりある生活を
新卒の頃から始めて多くの書籍やブログ、証券会社の同期から有名個人投資家の方まで様々な視点から学ばせもらい一生懸命インプットして取り組んできたことを余すこと無く、出来るだけ分かりやすく纏めてさせて頂きました。
わたしも当初は今の仕事をやめたくて働かずに生きていけるだけのお金欲しさに資産運用に取り組み、米国株への長期投資にたどり着いた訳ですが、結果として金融や経済にも興味を持つようになり本業にも活かせるようになりました。
また今では20代でまとまったお金を作ることができたので、これから先の人生にも余裕を持つことができ不安が無くなった分、精神的にも豊かになれたと思います。
これらは全て誰にでも実現可能な再現性のあることなので少しでも現状を変え、ご自身のため・ご家族のためにより良い将来を描きたいと思った方は、忘れないうちにまずは口座開設の申し込みだけでも済ませておきましょう。
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後からもし分からないことがあればTwitterもやっていますので、DMご連絡頂ければ可能な限りサポートします。一緒に頑張りましょう!!