みなさん、今年2019年に話題になった"FACTFULNESS"(邦題:ファクトフルネス)という本をご存知でしょうか?? あのオバマ前大統領やビル・ゲイツも絶賛したことで大変話題になった一冊です。
お値段2,000円くらいの実用書なのですが、会社の上司にお勧めされて最近購入して読みました。
内容は至ってシンプルですが、徹底的にデータに基づき我々が抱く世界観や認識に対する誤解を紐解いてくれる内容になっていてめっちゃ面白かったです♡
例えば賢い読者の皆様には大変恐縮ですが、以下の質問の答えって分かりますか?
Question『国連の予想では2100年には、今より40億人も人口は増えると予想されます。では人口が増える最大の要因は何でしょう?』
①子供(15歳未満)が増えるから
②大人(15歳~74歳)が増えるから
③後期高齢者(75歳以上)が増えるから
Question『世界の人口のうち、極度の貧困状態にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?』
①約2倍になった
②あまり変わっていない
③半分になった
ちなみに私は全然分かりませんでしたww
こんな感じで社会、貧困、人口、公衆衛生、教育など、本書では世界の実態をクイズと物語形式で解説してくれるので、サクサク読めてとっても勉強になる半面、私の認識がかなり歪んでいたり無意識にバイアスを持っていることに気づかされました。。
さて、この本を読んでからこれは株式投資にも応用できるのではないかと思いました。
私は米国株(一部英国や言うならばグローバル企業が大半であるものの)、実質米国のみに投資している訳ですが、これは優良企業が多い&何となく米国って人口も伸びてるからイケイケそう。という印象に基づくところがあります。
そこで、『実際米国って他国に比べてイケてるんだっけ??』そう疑問に思った訳です。
世界銀行のデータによれば、国力の"伸び"を表す「一人当たり"実質"GDP(米ドルベース)」は以下の通りです。
生活水準が高く、エリートの多い北欧圏が最も強く、次いでオーストラリア・シンガポールや米国。そして日本や欧州は後塵を拝しています。なお、新興国のアジア圏は人口が非常に多く、かつインフレ率も高いため、この指標では下位に位置しています。
また、国の成長にかかせない人口ボーナスを考慮するうえで、「人口増加率」も見逃せません。
住みやすさから移住や移民を上手く取り入れているオーストラリア・カナダが高く、アジアの先進国はそれを追随しています。米国や欧州はほぼ0%に近づいてきており、次第に増加率はなだらかになってきています。一方で日本は地を這うように低く既に増加率0%を割っているため、減少の一途を辿っています(絶望)
こうして国の未来を考えていくと、先進国の中では北欧やオーストラリアやカナダなどの国々の株式や通貨を持つことには投資妙味がありそうですね(ㅅ•͈ᴗ•͈)
Googleで調べればこうした世界のファンダメンタルがすぐに出るなんて良い時代になったものですね~(この世に生を受けてからまだ24年ですが...笑)
皆さんも偶には世界の"今"を調べることで、思わぬ発見があるかもしれませんね( ˶´⚰︎`˵ )
(冒頭クイズの答え:②・③)