こんにちはnisaちゃんです🌞
コロナ禍の勝者として小売業界があげられますが、Walmartやコストコなどの食料品店だけでなく住宅関連銘柄も好調な業績を発表をしています。
例えば「おうち時間」の高まりからリフォームやDIYなどは米国でもトレンドになっており、ホームセンターであるホーム・デポ【HD】やロウズ【LOWS】と言った銘柄の株価はコロナ禍でも堅調に伸びています。
そこで今回はアフターコロナでも高いリターンが期待されながらも日本ではあまり馴染みの無いロウズについて今後の見通しについてご紹介いきたいと思います!
コロナ禍でのロウズ【LOW】株価と今後のリスク
巣ごもり需要を取り込みロウズの株価は去年+40%上昇しましたが、直近ではYTD4.2%安の153ドルと年明けから軟調になっています。
なぜ今年に入って軟調になっているかと言いますと理由は大きく二つあります。
①金利上昇で住宅市場全体が鈍化するという懸念
②経済回復後の家計消費がサービス業やレジャーに向かう可能性
確かに住宅ローンの上昇はさることながら、ワクチンが普及しロックダウンや緊急事態宣言が解除されれば在宅需要よりも外食・サービス・レジャーなどにお金を使いたいのは個人レベルでも理解できますよね・・!笑
実際にロウズは20年第4四半期決算で純利益9億7,800万ドルと前年5億900万ドルからほぼ倍増し、既存店売上高もYOY28.6%上昇しアナリスト予想を+22%もビートしました。
会社全体の売上はYOY26.7%上昇し203億1000万ドルと好調で、90億ドル分の自社株買いも発表していました。
コロナ禍での「巣ごもり需要」を取り込み俗に言う"特需"だった同社が、経済回復後の今年もこれらの実績を超えることはまず不可能だろうとされています。
少なくともアナリストの予想では今年第二四半期の既存店売上高は▲10%、第三四半期で▲8%減少することが予想されており、アフターコロナのロウズは逆風に晒されている訳ですね。。
しかし一方で、、ウォール街ではロウズの株価は今年アフターコロナでも堅調に推移するとも予想されているのです。
アフターコロナのロウズ【LOW】株価は?
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、スコット・チッカレリ氏は既存店の売上減少を▲2%に留まるとし、
向こう2年間+25%の増収を維持しつつ、アフターコロナでの増益強化について言及しています。
つまりコロナ禍での営業継続のために同社が無駄に追加支出していた10億ドルのコストが削減され、利益率の改善に繋がることを指摘しています。
また住宅ローン金利上昇による住宅市場への影響もそこまで大きなリスクにならないとの見方を示しており、その理由を建築関連指標に求めています。
今月に入り30年住宅ローン金利は去年の7月以来3%台にのったものの建築関連データは堅調で、米国の建築支出は+1.7%上昇していることや引き続き中古住宅市場が活況であることから、今後も修繕機材は必要とされ在宅勤務の定着も住宅資材を押し上げる要因になるとの予想です。
確かに最近日本でも湾岸タワーマンションの売買は好調で勝どきに新しく竣工したタワマンは公募倍率3倍と元々高額な値付けであるにも関わらず不動産市場は堅調に推移しており、テレワークの浸透で郊外の中古マンションも人気化しているらしいですからね・・!
ロウズかホームデポへの投資比較について
最後に、ロウズと言えば業界大手のホーム・デポの後塵を拝してきたイメージが強いのも事実ですよね!
ロウズのCEOマービン・エリソンは2018年に就任後、経営陣の刷新と不採算店舗の閉鎖を迅速に行い、コロナ禍でもこうした経営刷新を続けてきました。
その甲斐もあって昨年の店舗来客数の増加率はホーム・デポを超え+30.4%増を記録しました。またセルフレジや既存店の改修を行いホームデポの顧客シェアを少しずつ奪いつつあります。
こうした企業努力にも関わらずホームデポのPERが20倍である一方で、ロウズは16倍と過去5年平均17倍と比較しても低位に落ち着いています。
長期的にホーム・デポの増収率+11%を上回る+19.9%が期待されているだけに今の株価水準/バリュエーションは魅力的に感じられないでしょうか?
アフターコロナでの住宅関連市場に注目する上でぜひ検討してみたい銘柄の一つかなと思います。
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