米国株投資 銘柄分析

【NO減配】高配当のロイヤルダッチシェルが減配しない3つの理由【RDSB】

Designed by vectorpocket / Freepik

 

 

みなさん任天堂の人気ゲーム『マリオカート』ってやったことありますか??

 

わたしはマリカが下手なので、兎に角強いアイテムに助けてもらい順位を上げて最下位層になることを回避しています。笑

 

なかでも最下位に近づくと"キラー"というアイテムが使えたりします。名前だけだとイメージできないですよね?

 

この子です。

 

キラーは最下位層まで落ちぶれたプレイヤーに与えられ、強烈な猛チャージを可能にしてくれます!

 

まるでミサイルの様な速度で加速し、周囲のプレイヤーを押しのけゴールに向かって突き進むのです。

 

で、最近の米国株市場を見るとコロナ・ショックで叩き売られてた銘柄の中でひと際、爆上げ!猛チャージ!してる企業があります。

 

ロイヤルダッチシェル株価

ロイヤルダッチシェル(RDSB)が、たった5日間で+57%も爆上げしているとは!!

 

その姿はまさに米国株市場というダービーレースを駆ける"キラー"そのものではないか!と思うのです。



3月23日のロイヤルダッチシェルの声明

 

ロイヤルダッチシェルと言えば、70年以上に渡って減配せずに配当金を出し続け古き良き名門企業として君臨しています。

 

米国株高配当投資家の方々には、平時6%程の利回りを誇りコロナ・ショックや原油価格の暴落による昨今の株価低迷を受け+10%を超える利回り水準となったロイヤルダッチシェルに投資妙味を感じる人も多いのではないでしょうか?

 

とはいえ、この状況はオイルメジャーにとって逆風であることに変わりは無く、同社への新規/継続投資は不安が過りますよね。

 

これを受け3月23日(月)、同社は株主に向けて声明を発表しました!

 

ロイヤルダッチシェルは事業の回復財務基盤の強化に尽力します。

①営業費用の削減(▲40億ドル)

②設備投資を20%削減(▲50億ドル)

③自社株買いの休止(▲30億ドル)

出典元:Shell acts to reinforce business resilience and financial strength



仮に利益が出せなかったとしてもコスト削減効果により合計120億ドルを捻出、年間150億ドル掛かる配当金の80%を賄える算段です。

 

ロイヤルダッチシェルが減配しない3つの理由

 

ちょっと待って!?

 

声明のなかには配当金を維持するって記載が無いじゃん!

 

しかもコスト削減してもまだ足りて無いやん!!ほんとに平気なのか??という方もいらっしゃると思います。

 

そんな方のために以下3つの観点から減配の可能性が低い理由を記載しますね。



①強固な財務/キャッシュ基盤(バランスシート)

 

ロイヤルダッチシェルは米国企業S&P500や英国のFTSE100のなかでも自己資本比率が非常に高く、財務基盤が安定しています。

 

直近FY19のバランスシートでは現金資産で200億ドル保有しています。現金は有事の際に最も役に立ちます。

 

日本では資金繰りに困らないようソフトバンク・グループ(SBG)が手元の現金を厚くするためが4兆分の保有資産を売却しましたね。(低迷した株価維持のため半分を自社株買いに使っていましたが・・)

 

ロイヤルダッチの財務については以下の記事でまとめているのでご確認ください~

あわせて読みたい
【RDSB】ロイヤルダッチシェルの株価&配当分析【高配当ADR】

続きを見る



②在庫放出による営業キャッシュフローの維持

 

ロイヤルダッチシェルやトタルなどのオイルメジャーは大量の原油在庫を抱えており、これらの運転資本を一時的に放出することで追加コストを掛けることなく市場に原油を供給することを可能にします。

 

これら在庫の一時放出は営業キャッシュフローの確保に大きく役立ちます。2014年~15年にかけて北海ブレント原油価格(BRENT Crude oil price)が100ドルから50ドルを割る水準にまで落ち込んだ際には135億ドルのキャッシュフローを同社にもたらしました。

 

長期的に原油価格や経済市況が悪化した場合、当然資金繰りは難しくなりますが当面の間は安心できそうです。



③NO減配!ESG/社会貢献への強い意識

 

日本の高配当投資家の方々が配当金を愛して止まないように、世界中のリタイア済みで年金生活を送っている方々も同じようにロイヤルダッチシェル等の高配当企業からの配当金を大切にしています。

 

例えば英国FTSE100の企業群から生み出される配当金の約20%はロイヤルダッチシェルと競合のブリティッシュ・ペトロリアム(BP)で占められており、地域経済に与える影響力は非常に大きいです。

 

このような配当金を出すことがもはや企業価値として認識されており、それを拠り所とする人々に対する社会的使命が求められているのですね。



2020年3月期の配当実績

 

2019年はわたしもロイヤルダッチシェルに投資していまして、高配当投資をやめるタイミングで売却する予定でしたが株価が酷いことになってたので一時的に保有を続けています。。

 

向こう数十年続く投資人生のなかでいつかはIRRプラスで売却できる時期がくるだろうと秘かに信じています笑(ただの塩漬けだね...)

 

ロイヤルダッチシェル配当金実績

 

今回の配当金は103ドル(日本円で11,330円)でした!当面はスルメの様にしゃぶしゃぶしておきます。

 

それでは、ロイヤルダッチシェルに幸あれ~♡

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
最後にポチっとされると濡れます

-米国株投資, 銘柄分析

Copyright© GカップOLが米国株投資で配当生活 , 2024 All Rights Reserved.