先週火曜、私が就活していた頃から見ている「ガイアの夜明け」で都内に出てきてから大変お世話になっている『大戸屋』が特集されていました。
私のお気に入りは「さばの炭火焼き定食」で、値段もお手頃ながら栄養バランスも良く、なにより美味しいので今でも時々ウーバーイーツで注文しています。笑
今住んでいる近所に店舗がないので、最近はデリバリでしか食べてません(´;ω;`)
そんな大戸屋のマーケティング戦略とか事業構造について解説してくれるのかと思ったら、まさかの『働き方改革!45時間の壁』的な特集になっていて、「まぁ、それでも見てみるか‥」そうあの時思っていなければこんな記事を書くことも無かったのですが。。
絶賛炎上中なので、内容をご存知の方も多いかもしれませんがまぁ酷かったです。典型的なブラック企業って感じ‥笑笑
見逃し配信は課金が必要になっちゃうので、さすがにオススメできませんがエンタメとしては見て欲しいなぁと。。要点だけまとめるとこんな感じで、
【課題】
・破竹の勢いで出店、事業拡大へ
・現場は離職率が高く担当社員は火の車
・よって店舗の長期労働/残業が常態化
・でも三六協定違反になるから残業時間削減したい!
【How】
・ほぼゼロ教育で全て現場(店長)に丸投げ
・素人(社長)が素人(店長/バイト)に精神論をブツけて鼓舞w
【エンディング】
・朝の仕込みオペレーションを削減!
・別部隊が介入し、店長達をサポート?
・やったー!残業時間を45時間以内に出来そうだ♡
まぁよくある外食産業の闇。笑
とはいえ外食産業の経営って、非常に難しいと思うんですよね。
特にこのデフレ戦争中の日本という舞台で薄利多売の外食産業をマネジメントするのは至難の業だと思うので、決して大戸屋の社長をバカにすることはできません。。
①火の車を断行して、いつかパンクするその日まで営利を追求するか
②外食産業の入門書に書いてるようなシンプルかつ効率化を図りバランスをとるか(個人経営に多い)
③超優秀なマネジメント&ブレーンを囲ってワイドモートなビジネスに仕立てるか
大戸屋やいきなりステーキのように、まぁほとんどの外食産業って①のイメージです。
放送の中で、ある店長が「決して会社の奴隷ではないです(`・ω・´)」って言ってたのシビレましたね~まさに外食産業の現場って感じで、広報かHRのポスターにでも採用したらいいんじゃないですかね?(´;ω;`)
さて、視点を変えて、もしあたなが投資家ならどんな企業に投資したいですかね?
大戸屋みたいな外食産業の株式を買うってかなりリスキーだと思うのです。ましてグローバルに成功でもしない限りドメステックに展開してても将来的にオワコンになっちゃうので。
①を磨くに磨いた結果③が生まれるのかもしれませんが、なかなかこの手の企業を発掘するのって勇気とセンスが要ります。
そこで重要になるのは、限りなく経営が難しい業界を避けつつも、とにかくTOPに頼らないビジネスモデルを持っている企業って、優良投資先になると思うのです。
以前、とある米国大手企業のCEOが入院したら翌朝株価が2%下がってて、これはマズイ!と思ったことがありました。。笑
大戸屋の経営は絶対に難しいです。マネジメントがどんなに優秀でもそんな簡単に③にはなれません。
なら、そもそもマネジメントが難しくない事業を持つ企業に投資した方が長期的に報われるはずです。
『2代目が潰す』なんて古い言葉がありますが、優秀じゃない経営層が担当しても傾かないような企業こそ個人投資家は注目するべきだなぁと改めて考えさせれました(ㅅ•͈ᴗ•͈)