こんにちは。nisaちゃんです🌞
日本時間にして6月17日の未明、米国ではFOMCが終わり金融政策の見通しが少しアップデートされましたね。
主な内容としては以下の通りで、昨日まで世間が騒いでいた割には結局無風でした。
①経済が好調見通しならテーパリング検討する
②22年末/23年内の利上げが濃厚(やや前倒し)
③インフレは一過性で22年以降は落ち着く見通し
タカ派の内容に株価も一瞬下落に反応しましたが、後半に持ち直し&為替が円安に振れたことで私達日本人にはほぼ無風でしたね。
というより寧ろ、朝起きて米国株資産をみたら円安分でやや増えていました・・笑
日本人は米国株投資での資産運用に向いてる?
ちょうど今朝、田端大学やZOZOの執行役員で有名な田端さんがこんなツイートをしていました。
【やっぱアメ株だな】今回のFOMCを終えての感想
やっぱ日本人にはアメリカ株最強なぜならFRBが予想より少しタカ派で株が下がっても、その場合、日米金利差拡大で円安ドル高になるから、円建てで見れば、資産減らないどころか微増してた朝
— 田端塾長@Carstayならワンコと一緒に旅行いけます! (@tabbata) June 16, 2021
例えばFRBがタカ派寄りになって、利上げ等の金融引き締め策に転向した場合、
米国の政策金利上昇により米ドルの価値が相対的に上昇し(金利が上がり)、万年低金利下にある日本円との金利差が拡大することで『ドル高円安』が加速すると。
つまり、最終的に円建てで資産運用している私達日本人にとってみれば、米国株というドル資産を保有していて株安になっても為替で円安になった分だけ資産が膨張しますから相殺、ないし資産が増えちゃうということに繋がる訳です。
まさに今朝の私に起きたようなことが現実になる訳です!
なるほど、金融相場が終わり業績相場に移行する中で金融緩和が縮小しても円建ての米国株資産は守られると、なんだか美味しい話に聞こえますよね。
不況時の株安円高の恐怖
ただ、日本人にとって米国株投資が最強!向いてる!のかと言われれば、両手放しでYESとは言い切れないと思います。
『為替リスク』というのは上記のようにポジティブな時だけでなく、当然ネガティブな側面があります💦
天邪鬼通貨と言われる日本円で生きている日本人が米国株投資する上で一番厄介なのは不況下における『株安円高』現象です。
通常ある国の通貨はその景気に連動して動きますが、日本円はその特性上、景気悪化で素直に円安とはならず、円高になりやすい傾向にあります。
つまり米国をはじめ世界的に景気が冷え込んでくると有事の円の異名をもつ日本円は他国の通貨よりも強くなり"円高"が進行します。
こうした状況では米国株自体も下落、円建ての資産額は円高で圧縮されダブルパンチを受けることになります(コロナショック初期のイメージですね)
長期投資こそ運用終盤のリスクを減らそう
私含めて米国株で長期投資をしている方ほど、資産運用の最適解を見つけた気になってついつい見落としがちなのがこうした普段見えないリスクです。
特にこれが2,30代で訪れるならまぁ良いのですが、運用の終盤つまり人生の後半でこのような事態に直面した時に冷静に対応できるのか?と言われると中々難しいものがあると思います。
だってせっかく長期投資で築きあげてきた資産が株安円高で一気に溶けていく中、リタイヤして年金暮らしだけ~とかなら尚更冷静でいられる方は少ないのではないでしょうか・・?💦
そう考えるとやはり早ければ50代、遅くとも60代頃までにはリスク資産である米国株へのアセットアロケーションを見直し、現金比率を高めるなど攻めの運用から資産を手堅く守り維持する運用方針を検討した方が良いよね、と個人的には思います。
このように長期投資家の方こそ意識しなければいけないリスクや資産運用の鉄則を分かりやすくまとめてくれている投資家でありエコノミストの田中泰輔さんの著書『逃げて勝つ!投資の鉄則』が非常にわかりやすく参考になったので、よかったらぜひ読んでみて下さいね♡
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