身近な人に『株やってます!』って言うと、大抵の場合こんな感じの変な空気になることないですか?
それは親であれ、友人であれ恋人に至っても・・。
多くの人は『株』や『株式投資』という言葉をギャンブルやマネーゲームとすぐに連想し、よく知らないのにどこか『危ないモノ』という認識を抱いていることが多い気がします。
多くの日本人がそうであるように、私も2年前までは本当にそう思っていました。
それは自分には関係ないし、怖いものだと。。
作家マーク・トゥエインは『あなたの人生を困らせるのは無知ではなく、知ったかぶりである』という言葉を残しており、これは万事に通ずると思います。
多くの日本人が"株式会社"で働いているのに、"株式会社"を知りません。
会社法では『株式会社は社員のモノ』と明記されており、ここで言う社員とは"株主"のことです。
※よくわが社の社員は~といいますが、本来労働者は"従業員"と表現します。
では、株主と従業員の違いは何でしょうか?
従業員は会社に労働力を提供し、その対価に賃金をもらいます。
仮に会社が潰れても、何の権利も無いので手元に残るものは無いです。あくまで株主様のお金を以て事業を動かすための駒でしかない訳ですね。世知辛いけど事実です(˙꒳˙;)
一方で株主は、株式の購入を通じて会社に資金を提供し、その対価に配当金をもらいます。
潰れた場合、会社は株主のモノですから残された純資産は株主間で分配されます。
株式会社というのは株主の出資があって始めて設立され、生み出された利益は株主のモノです。
つまり『株式を購入すること=その会社が生み出す純利益を受け取ること』であり、株価とはその権利がいくらで売買されているかを示しているだけです。
よく、『安く買って高く売ること=株式投資』だと思い込んでいる人がいますが、そのようなマネーゲーム的な要素は副産物でしかなく、本来的には純利益の一部を配当金として受け取る権利を保有することに株式投資の神髄はあります。
いわゆる高学歴層を含め、多くの日本人がこのことを理解していないのは公教育に金融の授業が組み込まれていないからだと思います。
それ故、自ら勉強し理解した人だけがこの事実を基に優良企業に投資し、今この瞬間にも資産を増やしている訳です。
毎日株式会社で働いているのに、なぜ権利者(オーナー)側に回らないのでしょうか?
多くの方が、私と同じように毎日株式会社で働く訳ですから、まずは少額でもいいから今後も利益を出し続けられる優良企業に投資してみてはいかがでしょうか?
まさに皆さんが感じている様に日々の生活は年々豊かになっています。そんな豊かさを生み出す優良企業(Apple、Starbucks、McDonald's)への投資は皆さん自身を豊かにする行動に他なりません。
ぜひ今一度ゆっくり考えてみて欲しいなぁと。。
(まぁ私はただ、私生活で株の話ができる友達がもっと欲しいだけなんだけどね..笑 )