先週頭、アイコス(IQOS)がついにFDAにプロダクト承認され製造元のフィリップモリス(PM)の株価は急騰しました。
従来の紙巻きタバコよりも健康被害がリデュースされているとのお墨付きをもらい、今後のマーケティング活動にポジティブと好感されたためです。
皆さんもご存知の通り、この4月から日本でも受動喫煙防止法が施行されまして、居酒屋を含む飲食店では原則禁煙の波が到来しています。
あのー紙巻きタバコの臭いが苦手な嫌煙家の私としてはめっちゃ嬉しいです🌟
(非喫煙者からすると、同じ空間に居るせいで髪や洋服に臭いがつくのも嫌ですよね…💦)
IQOS販売でアルトリアの株価も上がる?
今となってはもう投資する気は無いですが、私は投資初期の遺産として未だに含み損のアルトリアを売れずに保有しています。
過去を振り返れば、割安に放置されがちなアルトリアは莫大な配当金還元を軸に、時折見せる株価の上昇に伴って株主に多大な貢献をしてくれていたらしいです。(私はその恩恵を受けるには短命すぎましたが‥笑)
今となっては個別株、特に配当銘柄の保有は止めてしまったのですが、
『一体いつになったらこの銘柄と良い別れができるの!?』と思い、
以前DDM(配当割引モデル)で理論株価を算出しアナリスト予想と照らし合わせたら、ほぼほぼ一致していたので何とか含み損から脱却できそうだという結論に至りました。
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【MO】アルトリアの株価を配当金から分析【米国増配株】
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まぁ結局それがいつになるかは分からないんですけどね。。(ぴえん)
で、私が気になるのは今回のIQOS承認で北米を担うアルトリアの方も株価はあがったのか??
それだけが気になる!!証券アプリをチラ見すると・・・
そこにはたった+0.8%ほど上昇したアルトリア君がいました。。(なんでやねん怒)
バークレイズがアルトリアを格下げ
発表から数日経過した7月8日、バークレイズはアルトリアの格付けを『overweight(買い)』から『neutral(中立)』に引き下げました。
この日アルトリアは▲0.4%となり、上昇分の50%を失いました。。ほぼ無かったことになったやんけー。
引き下げの理由としては、以下の3点。
【脆弱な経営体制】
①JUULへの投資判断
➤巨額の減損と今後の目途が立ってないこと。
②PMIとの統合破談
➤変な時期に持ち出し、結局破談に終わったこと。
③取締役会体制の変更
➤コロナ禍での急な役員差し替え
それでもアルトリアはダイジョブだと思う
冒頭の話で国内でも受動喫煙防止法なんてものが制定され、業界として逆風だらけに思えるじゃないですか?
でも悲しいことにみんな結局路上や店先で喫煙しちゃってるし、やっぱ禁煙は簡単にできないんですよね💦
コロナで一部業界(旅行や航空系など)が大打撃を受けていますが、喫煙の購買力はそんな簡単に落ちないので安定したキャッシュが期待できます。
もうタバコ株に投資しない以上、ポジショントーク抜きで多分まだまだ大丈夫なんじゃないかと?私は思ってます。
かの有名なウォーレン・バフェットも『サルでも経営できる企業に投資しなさい』って言ってますしね・・?笑