日経新聞社の調査によれば、 上場企業の社員の平均年収は2018年度で692万円で、12年度から伸びているものの年率換算で+1%成長だったとのこと。
グラフの通り650万円⇒690万円とリアルに6年で年率1%成長しかしていない。。(なお、これには当然社会保障の増加は加味されていないので、可処分所得は・・)
※加えて、国税庁の民間給与実態調査(中小企業含むサンプル調査)の18年度正規社員の平均年収は503万円で、これまた同期間で1%であった。つまり、日本企業の給与昇給額は概ね+1%前後/年に収束することが分かる。
一方で、驚くべきことに前者企業群の純利益の伸び率は同期間で+12%伸びており、配当総額も同じく+12%で成長していたとのこと!
フランスの経済学者トマ・ピケティもビックリ!彼の著書「21世紀の資本」で【r>g】の公式に従えば、世界の長い歴史において【r=投資収益4%>g=給与昇給2%】なので、資本家は労働者よりもいつでもハッピーだし、資本主義社会での格差は広がっていくとの見方を示されたが、最近の日本ではもはや2倍ではなく12倍差にまで膨らんでいる。。
これ、、リアルに恐ろしいとは思わないですかね・・?(汗)
あくまで相対的な話ですが、馬車馬のように日本企業で懸命に働くよりも、サザン(SO)やコカ・コーラ(KO)などの優良企業に投資していた方が圧倒的に資本増加を実現できるのだから、労働だけしていても経済的には豊かになれない訳ですね。
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先日、大学時代のサークルの友人の結婚式に参加した時のお話。
2つ上の理系で、イケメン×秀才という憧れの先輩だった方に二次会で会ったのですが、今は誰もが知る日系グローバルメーカーで研究職として働いているとのこと。
相変わらずカッコ良かったのですが、周囲と資産運用の話になった際、『自分は働いて貯金しかしない!投資とかは危なそうだから堅実に貯金するよ』と言っていました。
上記のデータを見てもそう言うのだろうか、、つい口に出してしまいそうなもどかしい気持ちもありましたが、ただただ愛想笑いすることしかできない小心者のnisaちゃんでした。。hahaha(˙꒳˙;)