【朗報】大減配のロイヤルダッチシェル、配当課税への対抗措置を検討

こんにちは、nisaちゃんです。

2019年に米国株投資をはじめ、私が初めてnisa枠で購入したのが当時配当利回り5%、株価60ドル程で推移していたADR銘柄のロイヤルダッチシェル（RDSB）でした。

高配当かつ現地徴収課税の無いロイヤルダッチシェルは企業体力も高く、インカム投資家に大人気の銘柄ですね🌟

👇よかったら同社の歴史と沿革、財務状態はこちらからチェックしてね。

そんなロイヤルダッチシェルですが、現在OPEX利権やコロナによる景気後退リスクから原油価格は低迷を続け、同社の株価も絶賛低迷中です。。💦

私の受取配当金は去年と比べると▲66％も吹き飛びました…(´;ω;｀)泣

ロイヤルダッチシェル：2020年Q1の株価と配当金実績

株価の暴落を和らげてくれるはずの配当金も激減してしまいました。。

元々1回1万円以上もの配当金を受け取っていたことを鑑みると、たった30ドル程になってしまい深い悲しみを感じています‥(´;ω;｀)

高配当株が減配すると、まさに『泣きっ面に蜂』ってやつです。もし集中投資とかしてたらリアルに凹むと思うのでやはり分散投資は大切ですね。

ところでロイヤルダッチシェルと言えば、本社はオランダにあり証券コードもオランダ上場のRDSAとニューヨーク上場のRDSBが存在しています。

前者はオランダ現地での課税が発生するため15%もの税金が発生してしまうので、多くの日本人投資家はRDSBを購入していると思います。

この配当課税（Dividend Withholding）が嫌なのはロイヤルダッチシェルも同じで、兼ねてより配当課税等のオランダの税制に対する反対ロビー活動を行ってきました。

長きに渡るロビー活動も空しく、一向に税優遇の無い祖国オランダに痺れを切らしたロイヤルダッチシェルはこの度新たな発表をしました！

同社CEOのBen van Beurdenはオランダの現地紙で『現行のHQをオランダから英国に移転させることを視野に入れている』と示唆しました。

また、シェル関係者は上記CEOのコメントをロイター通信で認め、その狙いを『これまでの二重構造体制を解消し、事業構造の最適化を図りたい』とコメントしました。

これまでオランダの税制が同社の配当支払い、自社株買い、M&Aを主導する上での障壁になってきたということで、仮にこれが実現されれば無駄な課税を回避し、これまで以上に経営効率を向上させることができる公算が高いです。

一方で先月30日、同社は2020年4~6月の1Qに220億ドル（日本円で2兆3,000億円）もの減損予定を発表しました。

この220億ドルという数字は、シェルが現在手元の流動資産として保有している現金等価物（キャッシュ）と同じ額です。

なので私たちに例えると、手元の現預金額と同じ額を株で損切りしたような感覚。

私の場合ならゆうちょ銀行に50万円預金があるので、その額をまんま株で損切りした訳ですから、まぁ痛いですね。。イテテ

今回の減損は中長期的な天然ガス・原油格の低迷を見据え、中間マージンの減少に伴う保有資産の減価を反映したためです…💦

では、ロイヤルダッチシェルの命運を握る原油価格は今後どのように推移していくのでしょうか？

私のようにRDSBで多額の含み損を抱えている投資家にとっては原油価格＝株価になる以上、原油価格の将来見通しは非常に大切です。

国際指標である『北海ブレント』の原油価格見通しは以下の通りです。

おー、、仮に予想通りにいけば2023年には含み損から脱却して売却できるかも・・？しれないです。笑

あれ！ちょうどnisa口座の保有期間が5年満期を迎えるのも2023年なのですが！！

『ロイヤルダッチシェルを損切でnisa口座満了！』という結末だけは勘弁して欲しい。。

最低でも北海ブレントの価格予想通り、いや一日でも早い経済回復を切に願うしかありません。。

ホルダーのみなさん、共に明るい未来を祈って。。忍び難きを忍ぼう！！泣